なた復活

なたが元気良く飛び込んで来た。

「よお、戻ったぜ!新しい宝貝ももらったし、気分爽快だな!」

なたがもらったのは飛電槍であった。

「で、今通った山の所で妖魔が暴れ回ってるみたいだ。さっさと行ってやっつけようぜ!」

なたは体を動かしたくてうずうずしている様子を隠せないようである。

「何だと!それにしても、朝歌から離れたこんな山中にまで、妖魔は現れているのか・・・・・・。」

黄飛虎は信じられないといった表情で言った。

「よーし、出陣の準備だ!腕が鳴るぜ!」

なたは相変わらずである。

「今日はいつもより調子がいいみたいだ。」

太公望は笑みを浮かべながら言った。

「こんなに調子が悪いと、任務の遂行に支障をきたす恐れがあるのであります。」

と、真面目な顔で言ったのは鄭倫である。

「もっと骨のある奴と戦いたいぜ。」

なたはそう言いながら飛電槍を振り回している。

「我が力、存分にお役立て下さい。」

蘇護は拳を握り締めながら言った。

「この鄭倫、全力で閣下と太公望殿にお仕えする所存であります!」

鄭倫は力強くこう言った。

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封神演義