おおぐま座

-子午線通過 5月3日 20時(北)-

星のモノサシ

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※あまりうまく描けなかったので、下の図は正確ではありませんが、参考にはなると思います。

おおぐま座
春はクマが逆さに見えるんですね。

北斗七星

星と星との間隔は、どう言い表すのでしょうか?「何メートルくらいある」などというのは見る人によって違うので、ひどく曖昧ですね。皆さんは春分や夏至などの太陽の高さを測る時に、「○度」と角度で言うでしょう。あれと同じことで、星の間隔(角距離という)も全て角度で言い表します。それによると北斗の七つ星の角距離は、
アルファ=ベータ(マスのヘリ) 5°
ベータ=ガンマ(マスの底) 8°
アルファ=デルタ(マスの口) 10°
デルタ=エータ(柄の長さ) 16°
アルファ=エータ(全長) 26°
となります。アルファとベータは指極星と言われて、これを結んでその長さの5倍ほど伸ばせば、北極星に届きます。すると5°の約5倍ですから、アルファから北極星までは約25°あるわけです。
北斗七星は大抵の晩出ていますから、他の星座の星々もこれと見比べて、角距離を知ることができます。つまり、星のモノサシに使われるわけです。

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