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 人類が宇宙に進出してから2世紀近くが過ぎた時代。地球圏は大きく二つの勢力に分かれていた。

 

 

 

 

 一つは地球圏を統合している地球連邦政府
もう一つは宇宙に浮かぶスペースコロニー群である。本来、スペースコロニーは地球連邦政府の管轄下だったのだが、長い年月を経てその数が増え、宇宙植民地としての意味合いが薄れつつあった。

 

 

 

 

 新西暦179年、地球から最も遠い所にあるコロニー群・サイド3が「ジオン公国」を名乗り、地球連邦政府に対して独立戦争を挑んだ。人型機動兵器を擁するジオン軍は当初優勢だったが、地球連邦軍の猛攻により、戦争はこう着状態に陥った。しかし、地球連邦軍による最後の作戦・星一号作戦が発動される寸前、L5宙域に謎の巨大な物体が突如現れそれは地球連邦軍とジオン公国軍の宇宙艦隊の大半を巻き込み、地球の南アタリア半島に落下した。戦力的に疲弊していた両軍はこの事件をきっかけに休戦協定を結び、後に「一年戦争」と呼ばれるこの戦いは終結した。

 

 

 

 

 戦後、南アタリア島に落下した物体はビアン=ゾルダーク博士を中心とする調査団体・EOTI機関によって、未知の文明が造り出した超大型宇宙戦艦であると判明した。
 そして、この事実は人類のほかに知的生命体が存在し、太陽系外で大規模な戦争が行われていることを証明した。しかし、地球連邦政府の高官達はその事実を認めようとはせず、自分達の身の安全のために地球圏統治の強化と連邦軍の軍備増強を図った。

 

 

 

 

 そんな中、いずれ地球圏が未曾有の宇宙戦争に巻き込まれることを予測していたビアン=ゾルダーク博士らは「もはや人類は逃げ場を失った」と警告を発した。
 そして、彼は異星人の超技術(EOT)を応用した対異星人戦闘用兵器を開発する組織「ディバイン・クルセイダーズ(DC)」を設立。同時に2隻の超大型宇宙戦艦を旗艦とする対異星人軍隊「SDF」(連邦特別宇宙軍)も結成された。しかし、これらには莫大な費用がかかり、地球圏の経済状況を悪化させるまでに至ってしまった。

 

 

 

 

 さらに多くの人々は地球外に知的生命体が存在する事実を知らされておらず、特に宇宙居住者(スペースノイド)達は地球連邦政府の圧制に反発し、各地で反地球連邦運動を展開するようになった。

 

 

 

 

 そして、地球圏の混乱に呼応するかのように、小惑星アクシズへ逃亡していたジオン公国軍が「ネオ・ジオン軍」として再起し、軍事活動を開始する。それに対して地球連邦軍の上層部は特殊部隊「ティターンズ」や特務部隊「OZ」を結成、ジオンの残党狩りとスペースノイドの反地球連邦運動の鎮圧を開始した。

 

 

 

 

 一方、地球上では恐竜帝国や妖魔帝国が現れ、極東地区を襲撃したが「マジンガーZ」「ゲッターロボ」「ライディーン」の活躍により、壊滅。恐竜帝国に協力していたDr.ヘルや悪魔帝国のプリンス・シャーキンは再起の機会をうかがい、それぞれの軍団の増強を行っていた。

 

 

 

 

 そして新西暦187年・・・様々な組織の暗躍によって地球軍は再び緊迫した空気に包まれることになった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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