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「連邦軍のモビルスーツ!?僕を助けてくれるの?しかしどうして連邦軍同士で戦うんだ!?」 「・・・・・・・・・。それよりも、戦闘のコツを手短に教えておく。自分の攻撃が敵に当たりにくいと思った場合はまず、敵との間合いを詰めろ。」 「敵に近付けと!?」 「ああ。なるべく敵に接近して攻撃すれば、命中率が上がる。ただし、機体のダメージ量には気をつけろ。」 リョウトはその言葉に頷いた。 「つまり、敵との間合いを考えて攻撃しろということか・・・!」 「そうだ。やれるか?」 「何とかやってみます!」 敵のパイロット、ヤザンはクワトロ大尉のモビルスーツを見ると、舌打ちした。 「チッ、奴等はエゥーゴか!厄介な時に現れてくれるぜ・・・。しかし、あの赤いモビルスーツ・・・ジオンの赤い彗星とでも言うのかよ?フン、どうやら楽しめそうだな・・・。」 そして部下に向かって叫んだ。 「赤い奴は俺がやる!全機、攻撃を開始しろ!」 リョウトは応戦しようと決心を固めると、敵のマラサイに向かってフォトンライフルを構えた。 「ここで逃げるわけにはいかないから・・・。」 フォトンライフルは遠距離の敵を狙うことができる。 攻撃は見事命中した。 「ちっ!まだまだ!」 ティターンズ兵はそう言うと反撃しようとした。 が、あまりにもヒュッケバインとは離れすぎていた。 「む・・・ここからでは反撃できん。」 悔しそうに呟く。 クワトロのリック・ディアスも、ビームピストルでマラサイに攻撃を仕掛ける。 「直撃させるっ!!」 「しまった!直撃か!?」 たまらずマラサイが爆発する。 更に攻撃を仕掛けるヒュッケバイン。 「このっ!!」 マラサイが反撃してくる。 しかし、幸いにして攻撃は外れた。 「良かった・・・。外れてくれた。」 エゥーゴのアポリーも攻撃を仕掛けていく。 「このぉっ!」 「ぬうっ!い、いかん・・・やられる!?」 マラサイがビームライフルで必死に反撃してくる。 「邪魔なんだよ!」 しかし、アポリーのリック・ディアスは攻撃をうまくかわした。 「冗談じゃないぜ!」 ロベルトのリック・ディアスがビームサーベルでマラサイに斬りつける。 「ようし、行くぞ!!」 「うおおお!パワーが違いすぎる!!」 驚くティターンズ兵。 「遅い!」 ロベルトは余裕の表情を見せる。 レコアもビームサーベルで攻撃を仕掛ける。 「邪魔はさせない!」 マラサイが倒れる。 エゥーゴの戦艦アーガマも攻撃を仕掛けようとしていた。 |